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エースがふらりと店に行き着く、その前の段階にも潜んでた…。
つい、終着駅まで寝こけてしまって、
終点ですよ、って起こされる、
この起こす人がマルコだったら堪らんくないですか。
あれは、車掌さんの仕事なの、駅員さんの仕事なの?
結構な常習犯のエース。
いつもの車両にぽつんと一人、無防備に寝こけてる姿を見つけて、
マルコは、またかって呆れた風に笑いながら声をかけます。
初めての時。
ハッて目を覚ましたあと周り見回したエースは、あーやっちまった、とか呟いて。
マルコとしては、早く車内点検終わらせてしまいたいしちょっと迷惑な客なわけで、
酔っ払いではなさそうなことにホッとしつつ、早く降りてくれって感じで。
でも、立ち上がったエースが、ぺこりと、わりと深く頭下げたので、おって思って、
ありがとうございます。ってやたらハッキリ言った声と、顔上げてからの笑顔が印象的で。
それから、しょっちゅうそんな事をやらかすエースと、同じように顔を合わせる事が増えてきて。
もう、
「また終点ですよい」
「あ……はは、いっつもすみません」
くらいの会話はできる様になっています。
どうやらエースは、この駅の傍の住人ではないらしく、でもこの近くに知人は住んでるらしく。
起こされて電車を降りた後には直ぐに電話を取り出して、
またやっちまった。ごめんって。そんな言葉を発しながら改札を抜けて行きます。
でも、その日目を覚ましたエースは、
いつもみたいにへらっとした後に、
「あぁ!」
って声を挙げて、
マルコは、どうしました?って聞かざるを得ない訳で。
「今日ローの奴居ないんだった…」
どうやら事前に、この近くの第二の家の主に、今日は居ないからやらかすなって言われてたのにやっちゃった的なあれだったようです。
「どうしよ…」
途端に、大慌てるエース。
「あの、この辺にネカフェとかっああ…駄目だ金無かったァ」
そしてもの凄い悲壮感漂うエース。
……とりあえず降りて貰えますか、と、言うしか無いんだけど、どうにもそう言えないマルコ。
で、
「あ…すみません!…降りますね」
どっか力ない感じでへらっとして自分からそう言ったエースを
「待ってて貰えますか」
なんか引き留めちゃえばいいと思うの。
駅員なら、仮眠室とか、いっそ自宅とか、
車掌さんなら、車庫からの自宅とか?
連れ込んじゃえよ!
いやしかし、この日の時点では、健全な感じでおーけーです。
とりあえず、困ってるとこ泊まる場所をくれた、っていうだけの感じで。
でも、恋は始まります。
それからというもの、
駅員なら、最終の電車がホームに滑り込んでくるその時に
車掌なら、車掌室の扉を何食わぬ顔で開ける時に、
いつもの車両で眠りこける姿を、今日も見つけられますようにと願うマルコと、
起きたあとめっちゃ動揺しちゃいながら、
今日も行くところ無いんだ!って、いうエース。いろいろとしどろもどろだと可愛い。
意識しちゃったもんで眠れなくて、
自宅最寄の本来降りるべき駅で扉が開く時にもしっかり起きていながら、
ぎゅっと目を瞑って乗り過ごす事もあったりね。
そんな日には、どきどきしながら目を閉じて、近付いて来る気配を待ってるエースに、
「起きてんだろい」
って囁いてくれマルコ。
マルコが休みで、起こしてくれた人のが別の人だったら、
めっちゃがっかりして、なんだよ畜生!とか言いながら、
もうマルコん家押しかけちゃってもいいとおもうよ。
※なんだよ畜生!をくらうのはサッチ
あ、なんかこう、晴れてそういう関係になって、
なんやかんやあった後の朝にですね、
「起きろい、エース」
「…ん…おはよ」
「ああ、おはよう」
「ふは」
「なんだよい」
「マルコにフツーに起こされた」
終点だぞ、じゃないのが、
なんだかヘンな感じで、
そして、すごく嬉しい。
そんなエースかわいいいい
[しずまる]
遅くまで開いてる飯屋の暖簾を、困り果てた感じでくぐるエース。
選んで来たっていうか、ここしか無かった、っていう感じ。
「朝まで開いてます?」
開いてますよ、と招かれて少しホッとして歩を進めます。
マルコを、店の人にするか客にするか迷うんですが……
エースは、カウンターに座ります。
マルコの、一つ空けて隣の席。
座ってからメニューを見始めて、
そしたらぐるぐるぐるーって凄い腹が鳴っちゃうんだけど、
恥ずかしそうに、そしてちょっと切なげに一番安いのを一つだけ頼んで。
「すみません、始発まで、居て良いですか」
どうぞ、眠ってはいただけませんけどね、と言われると、
「ああ、それは大丈夫、すげー寝て来たんで」
なんだかバツが悪そうに笑って答えます。
そのやり取りをぼんやり、あー終電無くしたのか。と思うマルコ。
エースの所に料理が届き、少し遅れて、マルコの所にも。
それでマルコが食べ始めると、一つ向こうの席から再び、
ぐるぐるぐるー。(腹の音)
軽く驚いて思わず見ちゃうと、エースの前の皿は既に空っぽになってて、もう一段階軽く驚いて。
エースは、しまったって顔でお腹を押さえています。なんだかちょっと可愛いと感じるマルコ。
量が足りてないのに、持ちあわせが無いんだろう事は明らかで、
「…食うか」
「えっ!い、いや、良い…です」
「ぶっ、はは」
反射的に、ぱっと希望を得た表情を向けてから、ハッとして遠慮する、
あまりに素直な顔に笑ってしまって、同時にまたも可愛い奴だと思いながらメニューを差し出して
「良いよい、何か頼め」
「でも」
「腹減ってんだろ?食いずらくて堪らねェよい」
タイミングよくまたしてもぐるぐるぐるー。
気まずくなりながら、おずおずとメニューを受け取るエース。
何でも良い、いくらでも。って付け加えられて、生唾ごっくん。
そうしたらもう、開き直ってとてもガッツリと奢って貰います。
マルコは、やがて届いた料理達を瞬く間に胃に収めていくエースの姿にまた驚かされて。
聞くと、エースの住まいは随分と遠く、ただし乗り継ぎなしに1本で来れる駅の傍。
数時間前に帰路につき、乗った電車で寝過ごすっていうかすっかりしっかり睡眠をとってしまって、
その線を何往復もした後、最終運行の終着駅である此処に放り出された、っていう事情でした。
呆れたり驚かされながら、エースにどんどん愛着が湧いちゃうマルコと、
餌付け効果であっと言う間に懐いちゃうエース。
暫く話してから、マルコが先に帰ろうと席を立つと、
ありがとう、って見送ったエースが例によってゴトンと突っ伏して寝ちゃって、お会計してたマルコと店員動揺。
店内での睡眠はご遠慮願いたい店員があわあわするけどどうしても起きないし、仕方なくマルコがお持ち帰り、っていう流れが良いと思うの。
ぐったりだらーんとした身体をおんぶして、
すげェ寝て来たんじゃなかったのか、と答えの返らない問いを呟いて。
軽くは無いから早く帰って降ろしたくもあるんだけど、
参ったな、って洩らしながらマルコは、少し遠回りの道を選びます。
少し自分を落ち着けないと、
このまま連れて帰ったら、なんか間違っちゃいそうな気がして。
間違いじゃない、やってしまえ。
[しずまる]
何処か、艶っぽい出会いと関わり深い場で、若気の至り真っ只中に遊んでいたエースが、もっと遊び慣れた大人のマルコに捕まって
実は男は知らなかったもんで初々しく、けれどそれなりの性経験と天性の素質を遺憾無く発揮し次第に奔放に大胆に貪欲に乱れ、エースはマルコから与えられるものに夢中になり
そんなエースをマルコもまた手放せなくなるんだけど、それに戸惑ったマルコが距離を取り
エースは理由が分からずに追おうとするものの、マルコからの拒絶を受けたらと考えると竦み、飽きられたのだと諦めた振りをして目を背け
再会の可能性を思えば夜の街から足は遠ざかり
しかし抱かれる事を覚えてしまった躰は時折どうしようもなく疼いて、もう限界だと再びそう懐かしくも無い場に向かい、適当に引っ掛けた男と…
でも出来ない。何故か膨らむばかりの嫌悪感に耐えかねて未遂に終わり、生殺された男とひと悶着。
そんな事の後での、再会。
「エース」
久々に聴く声に、嬉しくて愛しくて堪らないのに、それを凌駕する憤怒で睨みつけ
「この…糞野郎…ッ」
掴みかかった腕が震えるのは、怒りの所為な筈で、
同じく震えてしまってる唇から溢れる声の情けなさを、エース自身が一番信じられない。
「お前に飽きられたら…誰に抱いて貰えばいいんだよ」
はい、これが言わせたかった!!
マルコは降伏するしかなくて、それはもう開き直ってエースを愛してくれ。
エースは、おれをこんな身体にした癖に居なくなるな、そんな事は囁けるけど、
好きだとかそういう言葉は、縺れ込んでからとか事後とかに、マルコが空気作ってくれてやっと言えるか、それでも言えないかとかだと可愛いいいい
[しずまる]
もらったからには考えるけどさ、それってイラストで見たいんですけど。
エースに着てもらって…
グレーとか黒ならちょっと汚れてたりして、
中に白いTシャツなんか着て頭にはタオル、
汗かいて上半分脱いで腰のところで袖を結んで、
既に透け気味のシャツの袖で汗拭ったら腕持ち上げた側の脇腹が捲れて腹チラ
…なんてのがたまりません。
工具似合いますね。整備士?
いや、ペンキと、あの壁塗ったりするときのスポンジ製のコロコロとか持ってたらいい。
ペンキ屋さん?工務店員?看板屋さん?
ぬ、看板屋さんかわいいな!!
脚立の上でいきいきと何か描いてるエースを、ちょっと下でマルコが見上げてる図とか可愛いです。
エースがマルコが新規オープンする店の看板描きに来てもいいし、
マルコも看板屋さんでもいい。
看板ファクトリー白ひげ。
「うちの看板息子になれ」
グララララ。
親父ェ……。
しかし赤とかオレンジのピットスーツちゃんと着てるのもかわいいいい
赤と青と、デザイン一緒で色違いのつなぎ着てくれマルエー。
ぬ…レーサーのエースと、スーパーメカニックマルコとかたまらないかも知れない!!
昔はマルコがレーサーでですね、
でも、スリップした他の車に巻き込まれる形でクラッシュ。
そして奇跡の生還。二つ名がフェニックスに。
でも引退して、今はメカニックとして最強チームを支えているのです。
実力はあるし本当は真っ直ぐな子なんだけど生意気っぽい態度に難ありのエースが懐いていくとか。
「勝たせてやるよい」
とか
「お前の命、おれに預けろ」
とか?
いつもに増してイメージのみの発言ですが、イイかも…。
ちょいと調べて膨らませたりしたいです。
しっかしつなぎってえろいですねー。
あれだけ全身を1枚で包み込んでるものを、
剥ぎ取られるエースの心許なさは如何ばかりか。
ふふふはは
マルエー…つなぎで野球拳してくれ
[しずまる]
「こちら出し巻きで…あああ違う、海老マヨでした!」
ってなった店員さんが可愛かったです。
エースだったらと思ったら悶絶した。
居酒屋バイトのエースは可愛すぎると思います。
バンドマンで、バイトは居酒屋で、みたいのがいいです。
ありがちですが、うっかりグラスガシャーンしてしまってマルコの服汚してくれたりしないかなぁ。
すみません!ってあわわと焦って割れたグラスを片付けようとした手を、
ガシッとマルコに掴まれて、
「いいから気ィ付けろ。指、大事だろい」
「え…、ハイ……ありがとう、ございます」
ただ、怪我しそうだってだけじゃなく、楽器やってるの分かってる風な言葉。
今度は慎重に片付けながら、確かにそうだけど…なんで?ってなるエースかわいいです。
片付け終わって
「本当すみませんでした。あの、なんで、おれが弾いてるって…」
って訪ねるエース。
さて、
「指見りゃ分かるよい」
って、手を見せたマルコもバンドマン。
「見かけた事があってな」
ご近所さんでギターケースとか担いだまま歩いてる所を、とか?
路上で弾いてるのを見かけて焼き付いてた、とか?
「お前の事は知ってるよい」
もはやストーカーと紙一重。
どーれだ!!
[しずまる]