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さて、まさかの前後編でお届けすることと相成ってしまいました学パロ妄想、
大変間が開いてしまいましたが、続きを参りたいと思います。
「ポートガス?」
「!」
前回の終わりは、
非常階段でロンリーランチな野良猫エースをマルコ先生が発見したところでした。
「こんな所で一人で食ってんのかい」
「関係ねェだろ」
心底嫌そうに返すエースにも別に動じず、見れば弁当箱がとても大きいことに気付いて
「意外と大食いなんだなァ」
けど、もうエースは何も返さずに無視することにして続きを食べ始めて。
マルコも、特にそれ以上言わず去っていきます。
翌日。
再び…というかいつも通りにエースが非常階段でいただきますしようとしたところ、
「いっつもここに居るんだな」
「うげ」
またしても現れたマルコ先生。
しかも、どうやらお弁当持参。
「ここ、良いかい」
「はァ?良いワケね」
「よいせっと」
「!何座ってんだお前コラ」
「まあまあ」
「まあじゃねェよ、つか、良いか聞いただろお前」
「形だけな」
「は?」
「ここはお前だけの場所じゃねェだろうよい」
「今はおれが…っ…あァー面倒くせ」
悪びれないし、感情読めないし、のらりくらりというか、そんなマルコについペースを乱されて、
でも、一旦深い溜息で落ち着けて、
相手が退かないなら仕方ないと自分の物を拾って立ち上がるエース。
「お?何処行くんだよい」
マルコが問いかけるけど、気にせずに歩き出して、何処か別の場所を探します。
マルコは、それ以上追わずそこで一人で飯を食ってみます。
あれ、このマルコさんサッチみたい(え)でもマルコさんです。
さらに翌日。
つい習慣で、非常階段の方に足を向けちゃうんだけど、下から上っていく途中にまさかと思って、気配を殺して上の様子を伺うと、やっぱりマルコがそこに居るようで。
マジかよなんなんだ畜生、って心で毒づいて、また場所を変えます。
以降、何時もの場所より落ち着ける所は見つからないものの、また意味の分からない邪魔が入るよりはマシだと思って別の所で食って。
けどそれは屋外で、雨が降ると場所がなくって。
雨の日、仕方ない、まぁ流石にもういないだろう、と思って数日振りに非常階段にいくと…
「お、来たかい。雨だもんなァ」
また居たマルコにエース愕然。
「…何なんだ一体…」
「これか?サンドイッ「聞いてねェし見りゃ分かるし」
「あ、具か?」
「わざとだろ」
「勿論」
頭抱えたくなるけど手には弁当持ったまんまだから出来なくて、
だから、ああそうだ飯だ、ここを離れよう、って思った途端
「此処が、案外な。気に入っちまったんだよい」
「……」
「飯食うんだろ」
「は、お前と?冗談!」
「食えよい」
「お前の物なんか食えるかよ」
「嫌われたもんだな。だがこいつに罪はねェよい」
「いらねェって、」
「いいから食えほら」
「ぐ」
と、まぁ無理やり咥えさせられまして(※サンドイッチを)
「美味ェだろい」
「…(もぐもぐ)……微妙」
与えられたので少しおとなしくなってしまうエース。
仕方なく、此処で食うかと、渋々決めかけると、
そんなエースを後押すように
「恥ずかしかねェよい」
「……は?」
「お前くれェの頃は、それくらい食える方が健全だ」
どうやらマルコさん、エースが大食いなのを(弁当がでかいのを)気にして教室を離れているのだと推測したようです。最初に此処で会ったとき、弁当の大きさ言ったら去られちゃったから?
エースは、腹立つとかツッコむとか通り越してぽかーんです。
この男どこまでわざとでどこから天然なんだ。
なんか色々とどうでも良くなって、飯を食ってしまうんだと思う。
そのうち、このマルコさんの相手をしてるうちに、たまに笑ったり、素直になったりし始めて、徐々に従来の妄想に近い犬っころエースに近づいていって、そうするとちょっとずつクラスメイトとも話すようになったりして。
そしていつか、「なんだ、仲間出来たみてェじゃねェか。此処で飯食ってる場合じゃねェな」ってマルコに言われるときがきて、それで恋を自覚するエース、とか。
さて、マルコ先生は、何の先生でしょうか。
職員室以外にも拠点(?)のある教科がいいな、と考えて、
あとちょっとこのマルコさん変わってる感じなんで、やっぱ理科とかでしょうか。
厳しいマルコと尖ったエースの、殴り合うような激しい感じのあれっていいなぁとか考えてたはずなのに…どうしたことだ…
[しずまる]