エースを祝い、マルエーの日フゥーー！！とはしゃいだ上、友人宅で鍋という正月休みでした。
食後のテーブルでボードゲームがはじまりまして、麻雀とかわからないのでそういう感じに参加出来る事がなっかなか無く、やたら新鮮で楽しかった…！
カタンっていうゲームでした。覚えたて！
無人島を複数の入植者たちが開拓していって、
もっとも繁栄したプレイヤーが勝利っていうゲームで、
舞台は大航海時代らしいです。

とってもハマりそうでしたが、できる機会そうそう無いだろうなぁ…。
でも白ひげメンツは、めっちゃ機会あるんじゃなかろーか。
船上では貴重な娯楽！
カードで賭けたりしてるイメージめっちゃありますし、
いっそこんなゲームで思いっきり遊んでてもいいと思います。
マルコはきっと凄く強いと思う…そういう駆け引き上手そうだもの…頭脳で勝つ感じで。
エースは、戦略より、運で勝ちそうですね。でもマルコにはそう勝てない。

多分、エースはルールを知らなくて、
なんか面白そうだから教えてくれって言うんだけど、
説明受けてる間に寝ちゃったりなんかしてなかなか覚えられなくて。
ある日、やってみりゃ分かるか、っていまいち理解しないまんま飛び入って、
怒られたりカモられたりしながら、でも運の強さで最終的にはそれなりに勝って、
次の停泊での食い物代とか稼げたりして。
勝てたら気分よくて止められないし、
負けたら悔しくてそのまま終われない。
もう一回もう一回ってやってたら、なかなか部屋に来ないもんで、迎えに来るマルコ。
そんなマルコに、
「おれ結構強いんだぜ？」
とか自慢して吹っかけといて全然勝てないエースかわいい。

珍しく、やっとエースが勝てるかもしれない、みたいな戦局の時に限って敵襲があったりして、
苛立ちながら応戦、よくも邪魔しやがって！みたいな八つ当たりで派手めに、且つ迅速に敵船を沈め、ゲームに戻ろうとせがむも、１番隊隊長はさっきの戦闘の後処理に追われて相手をしてやれず。
随分経って、どう機嫌をとってやろうかと部屋に戻ると、戦闘前と変わらない盤面を前に寝ちゃってるエースが居て。

「…んあ……おかえり」
「こんなに劣勢だったかよい」
「ンな卑怯な真似しねェよ！」
「そうかい」

起きてぼやーっとしたエースに、細工したな、と疑うみたいな振りで言って、ふっと笑います。
それからマルコは正面に座って、覚醒したエースは乗り出して。

「っし、早くやろーぜ、今度こそ負かしてやる」
「ああ、たまには負けてやるかい」
「なんだよ、手ェ抜くなよな！」

そんな日常いいなぁ。
勿論その後は、
「…誰が負けてくれんだよ…」
「手ェ抜くなってお前が言ったろい」
ってなります。


カタンは、ダイスと駒とカードを使用しますが、欲しいカードを持ってない時、
他のプレイヤーに交換してくれないかなんて持ちかけるのもアリ…、というか、その交渉も醍醐味だったりするゲーム、みたいです。
なので、欲しいカードを譲って欲しいエースが、不用意に
「マジ頼むって、何でもすっから」
とか口走り、その相手がマルコなら、まぁ艶っぽい要求をされる訳ですが、
もし、サッチだとかを相手に言っちゃった場合は、
エースには御仕置きが、サッチには制裁が待っておりますね。

今年もサッチは不運です。


[しずまる]