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昨日、また日付に因んでマルエー前提の下克上エーマルなどの妄想にダイブして過ごしていたら、
何時の間にか、「好きって想いだけで付き合い出してから、マルコ×エースな関係に落ち着くまで」っていうところの話を考えてみたくなったりなどしました。
例えば、マルコがゲイで、これまではずっと食う側。
エースは、自分をストレートと思っていて、でも初めての本気の恋の相手がマルコだった事に戸惑い全開。
恋してしまった事自体をなかなか認められないでいたけれど、エースを見た目で気にったマルコが距離を詰めてきたことによってどうしようもなくなって、想いに従う事にして、
手の早いプレイボーイだった筈のマルコは、エースの真っ直ぐ過ぎる想いに絆されて、自分でも驚く程に優しく彼を想い、
そんな二人は、なんやかんやで付き合い始めます。
キスは早く、付き合おうってなる日以前、いっそかなりフライングな気がする。
付き合いだしてから次第に夜を過ごすようになりますが、お互いに擦り合って熱を高めたりするところ止まり。
経験値や年齢の違いでどうにもエースの方が余裕が無い風にはなるし、新しい何かを教えるのはマルコの方に違いないけれど、でも、どちらが上も下もない行為の域から、なかなか線を超えません。
マルコの色事に慣れた感じやら、多少嗜虐的な感じを知る毎に、エースは「いつかこのままおれがヤられる側で流されてしまうんだろうか」と、勝手に覚悟を強いられる気分になって緊張したり、どこかでそれを望む気持ちを持ち始めたり、でもやっぱり「おれだって男だ」って思いとかで反発したり、恐怖もあったりして。
だから、それ以上先に進まない日々がなかなかに長くてもそれに落ち着いてしまいかけるんだけど、なにか、進まなきゃと焦りを抱く出来事があってですね。
過去に関係があったっぽい男性と仲良さげに笑ってるマルコを見て、あの男が知ってて、おれの知らないマルコが居るんだ、と思うだとか。そういう。
で、いつもの様に、夜、互いに手の中で愛で合い、
「したく、ねェの…?」
「…お前はどっちがいい」
「ッ、聞いてんだから…してェんだって。分かんだろ!」
「だから。…掘りてェのか掘られてェのかどっちだって聞いてんだよい」
「…へ?」
おれだって男なんだから云々と思っていたつもりで、完全に受身は自分だと決め込んでいたエースはぽかんとします。
だってマルコが、捕食専門だった事は知ってるし。
なのにそんな事を聞くってのは、男に惚れたのが初めての自分への気遣いで、
自分の為に、そこを捻じ曲げてもいいって考えてくれたという事で。
もし強引にヤられてたって、自分はきっと文句も流されて溺れてただろうし、
マルコもそう出来るってわかってただろうに。
「…掘られるんでいいや」
「いいや、って…」
「いいんだ。おれだけ知らねェの、嫌だし」
「…お前は馬鹿だなァ、エース」
まだ誰も知らないマルコを、自分のものに出来たのに。
そうして愛しげに笑ったマルコと、なんだよ、と噛み付くエースは、
やっと一つになります。
…と、例えばそういう過程を、なんというかあんまり爽やかじゃなく…ナマっぽく?書いてみたいなぁ、なんてまた高望んだことを思いましたん。
[しずまる]