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何処か、艶っぽい出会いと関わり深い場で、若気の至り真っ只中に遊んでいたエースが、もっと遊び慣れた大人のマルコに捕まって
実は男は知らなかったもんで初々しく、けれどそれなりの性経験と天性の素質を遺憾無く発揮し次第に奔放に大胆に貪欲に乱れ、エースはマルコから与えられるものに夢中になり
そんなエースをマルコもまた手放せなくなるんだけど、それに戸惑ったマルコが距離を取り
エースは理由が分からずに追おうとするものの、マルコからの拒絶を受けたらと考えると竦み、飽きられたのだと諦めた振りをして目を背け
再会の可能性を思えば夜の街から足は遠ざかり
しかし抱かれる事を覚えてしまった躰は時折どうしようもなく疼いて、もう限界だと再びそう懐かしくも無い場に向かい、適当に引っ掛けた男と…
でも出来ない。何故か膨らむばかりの嫌悪感に耐えかねて未遂に終わり、生殺された男とひと悶着。
そんな事の後での、再会。
「エース」
久々に聴く声に、嬉しくて愛しくて堪らないのに、それを凌駕する憤怒で睨みつけ
「この…糞野郎…ッ」
掴みかかった腕が震えるのは、怒りの所為な筈で、
同じく震えてしまってる唇から溢れる声の情けなさを、エース自身が一番信じられない。
「お前に飽きられたら…誰に抱いて貰えばいいんだよ」
はい、これが言わせたかった!!
マルコは降伏するしかなくて、それはもう開き直ってエースを愛してくれ。
エースは、おれをこんな身体にした癖に居なくなるな、そんな事は囁けるけど、
好きだとかそういう言葉は、縺れ込んでからとか事後とかに、マルコが空気作ってくれてやっと言えるか、それでも言えないかとかだと可愛いいいい
[しずまる]