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2024.11.19 Tuesday
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ペンキ屋2
2012.03.20 Tuesday
なんか一服盛られたんじゃないかと疑わしいほど眠くて、
ごめんなさい、もう今日これ以上続かない…
こんなちょっとしたので何日もすみませんんん
[しずまる]
ごめんなさい、もう今日これ以上続かない…
こんなちょっとしたので何日もすみませんんん
[しずまる]
「あァ…?」
稚拙な失敗を犯し大胆にサボった男の、余りに堂々とした抗議に、不覚にもマルコは呆気にとられた。
その間に当人はマルコの脚を押しのけて這いずり、床材の露わなエリアのギリギリで膝立ちになって、付けられた足跡を見つめ未だあーあーと嘆く。
彼が上手に把握し損ねたらしい現状ととるべき態度を1つずつ数えて拾って説いてやらねばならないのだ、という義務感と、けれどそれを実行に移させてくれない脱力感に苛まれながら、哀しげな背中を見下ろすマルコにもまた、十分な憂いがあった。
間もなくして、怒りという原動力を得るまでの事だ。
「わっぶ!うわ、なんだッ…よ…?」
背中に衝撃を受けてとっさに付いた両手のひらの全面で、薄い膜が破れ柔らかいものが潰れる感触を味わって、噛み付かんばかりの勢いで振り返ったエースは、目の前を塞ぐ壁にたじろいで語気を弱めた。
それは先ほどからご活躍の、マルコの靴裏だった。
その距離数センチ、腹と背中に続き、危うく顔面にまでオレンジの波線模様をスタンプされてしまうところで、だというのに引いてやろうという気配は無く、寧ろ今にもそのまま踏みつけられそうな威圧感。
ヤバい、ただそう脳裏に浮かび、サッと体温が下がる。
片足で微動だにしない鍛えられたバランスに感心した現実逃避は、繰り出される蹴りの重たさを思わせて逆効果だ。
「ご…ごめんなさい」
稚拙な失敗を犯し大胆にサボった男の、余りに堂々とした抗議に、不覚にもマルコは呆気にとられた。
その間に当人はマルコの脚を押しのけて這いずり、床材の露わなエリアのギリギリで膝立ちになって、付けられた足跡を見つめ未だあーあーと嘆く。
彼が上手に把握し損ねたらしい現状ととるべき態度を1つずつ数えて拾って説いてやらねばならないのだ、という義務感と、けれどそれを実行に移させてくれない脱力感に苛まれながら、哀しげな背中を見下ろすマルコにもまた、十分な憂いがあった。
間もなくして、怒りという原動力を得るまでの事だ。
「わっぶ!うわ、なんだッ…よ…?」
背中に衝撃を受けてとっさに付いた両手のひらの全面で、薄い膜が破れ柔らかいものが潰れる感触を味わって、噛み付かんばかりの勢いで振り返ったエースは、目の前を塞ぐ壁にたじろいで語気を弱めた。
それは先ほどからご活躍の、マルコの靴裏だった。
その距離数センチ、腹と背中に続き、危うく顔面にまでオレンジの波線模様をスタンプされてしまうところで、だというのに引いてやろうという気配は無く、寧ろ今にもそのまま踏みつけられそうな威圧感。
ヤバい、ただそう脳裏に浮かび、サッと体温が下がる。
片足で微動だにしない鍛えられたバランスに感心した現実逃避は、繰り出される蹴りの重たさを思わせて逆効果だ。
「ご…ごめんなさい」
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