数少ないなりに「自信のあること」をランキングしてみたら「家の散らかりっぷり」が堂々１位、しずまるです。自信はあれど自慢はできませんな。
本格的に暑くなってしまう前になんとかしたい…しかし此処を片付けるなんて気が遠くなる…いっそ業者に頼りたい、とちょうどポストに捩じ込まれていたチラシを眺めてみましたが。
こんな腐界に男性作業員さんなんて…お互いに拷問でしかないぜ…自力で頑張ろう…

頑張るまえにー
不要品回収とか、引っ越し屋さんのバイトのエースは可愛いなぁ…
マルコのお引っ越しをせっせとやってたらたまらん。
立派なマンションから、超立派なマンションにお引っ越しするマルコ。
新しい家にも馴染めそうなものや、特別なものは持っていくけど、大体の家具はこの部屋の為に揃えたもんだから、とかいって不要品として引き取ってもらいます。
「これ全部、要らないんですか？」
「ああ、薄情者だろい」
「いや…どれも大事にされてたの分かります」
「そうかい？」
「うん、多分こいつら、マルコさんにありがとうって思ってる」
 おかしな事を言う奴だよい、って、でも素直に嬉しくもあってマルコは笑って、
「だと良ィなあ」
「っ、おれも、こいつらちゃんと、大事に引き受けますから！」
マルコの笑った顔にどきどきしちゃったのでなんだか必要以上に力一杯そう言って、作業に戻ったら可愛いねぇ…
そんな感じで、仕事に誇りを、客の家財道具に愛情を持って頑張っていて欲しい…けど相手はマルコだ！構わん何か壊してしまえ！弁償してくれよいカラダでな、みたいな事になれ！（ひどい）

マルコの新居で作業してる時に、ちょっと手を休めてー
「っはぁ……すげー家…こんなトコ住んでみてェなあ」
「一緒に住むかい？」
「ぅへ！？っ、すんません、サボってた訳じゃ」
「分かってるよい、お疲れさん」
マルコは笑って缶珈琲でも差し出して。
うわ、どーも。ってエースが飲み始めた所で
「で、どうだい。ここで暮らさねェか？２人で。」
珈琲ぶふー。新居の床びしゃー。
大慌てで拭くエースと、手伝いながら笑ってるマルコ。
そんな始まりの２人が可愛くてどうしよう。


［しずまる］