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引っ張る
2012.05.31 Thursday
昨日のお話を引っ張るっていうか派生したっていうか、依然お片付けで頭がいっぱいしずまるです。
どうでもいいけど引っ越すと引っ張るって若干紛らわしい(ほんとどうでもいい)
今日、もう思い切ってソファとか捨てたれーって思いまして。
マルコが、ソファとか棚とかを粗大ゴミとして、サッチに手伝ってもらって…っていうかほぼサッチに運ばせてマンション前に出してるとこに、エース(初対面)が通りがかって、
「それ!捨てちまうなら、譲って貰えませんか!?」
え?って振り返るサッチ。次の瞬間バランスが崩れてギャー。
「うわ、大丈夫っすか!?ごめんなさい」
「いてて。ああ、すまねェな」
慌てて駆け寄って、サッチを押しつぶしてる棚を起こそうとするエース。
それを眺めてたマルコが、
「別に持ってって構わねェが」
「本当ですか!?」
喜んだエース、つい力を抜いて棚がバタン、サッチ再びギャー。
「あ」
「…今、傷入っちまったかも知れねェよい」
「ごごめんなさい」
「この野郎!っつーかマルコてめェ助けろよ、あんまりだっ!」
そんな出逢い〜。
エースは近所の安アパートに暮らす学生とかで、通学の為に引っ越して来て暫く経ったところ。
大して物を増やさないつもりだったから家具を特に買わずにいたけど、やっぱり学生生活してたらそれなりには散らかってきてて、棚やら買った方がいいよな…でも食費が圧迫されちゃうし…って考えてたりして。
そんな時に、明らかに捨てられようとしてる上に見たところ十分綺麗な棚に出会ったという棚ぼた。
ありがとう!ってぺこりと頭を下げて、ぱって上げたら超笑顔。
で、じゃあもらってくよ!って担ごうとするんだけど、見た目以上に重たい高級家具だといいと思う。
大丈夫かよ、って手伝おうとするサッチを断るんだけど、よたよたしちゃうエース。
仕方ねェな、って手を出すのはマルコで。
すんません、っていうエースと2人で運びます。
お、珍しい…ってサッチが眺めてると、
ボサッと見てねェでお前はそれ持って来い、ってソファを一人で持たされます。
ゆっくり歩きの速度で進む2人の後を、えっちらおっちら徐々に遅れながら追うサッチ。
エースの家はとても近くて、でも階段昇んなきゃいけなかったりして。
「お前一人でどうするつもりだったんだよい」
「いやァ…なんとかなるかなーと」
「仕方ねェ奴だなァ」
呆れながらも階段を手伝うマルコと、
「もしもーし、おれ一人なんですけどー……だー畜生分かったよ!」
追うサッチ。
成り行きでエースの部屋までやってきた2人。
こんな肉体労働は久しぶりだよい、っておっさんぶって笑うマルコに、エースはインスタントの珈琲のおもてなし。
いかにも貧乏学生な部屋にマルコが愛用してたモダン家具はやたらと不自然で、でも捨ててしまうよりは、大事にしてくれそうな気がするので良かったんだろうな…なんて、程よい運動の後のちょっと清々しいような気分でカップを傾けるマルコの隣で、サッチは満身創痍。
「ありがとう。これ…捨てるって事は、あんた引っ越しちまうのか」
「いや、単なる気分転換だよい」
「そっか、まだ居るのか」
ホッとした風に微笑まれておっさんキュンとしてしまえよー!
打ち解けて、歳の離れた友って言うか兄!みたいになるのはサッチの方が早くて。
この貧乏臭い狭さが落ち着くぜ、とかってわりと入り浸ったりしてて、でもそれなのに、いつの間にか知らないうちにマルコととても深い仲になってて兄ちゃん哀しい!!ってなれ。
まるえが、エースの部屋のソファの上でいたす時、
「待、った…汚しちまう」
「構わねェよい」
「なっ…いまは、おれんだぞっ」
「お前ごと、またおれのもんだ」
的なお話をしていただきたい。
なんだか
サッチを不憫にすることに興奮を覚えます。
[しずまる]
どうでもいいけど引っ越すと引っ張るって若干紛らわしい(ほんとどうでもいい)
今日、もう思い切ってソファとか捨てたれーって思いまして。
マルコが、ソファとか棚とかを粗大ゴミとして、サッチに手伝ってもらって…っていうかほぼサッチに運ばせてマンション前に出してるとこに、エース(初対面)が通りがかって、
「それ!捨てちまうなら、譲って貰えませんか!?」
え?って振り返るサッチ。次の瞬間バランスが崩れてギャー。
「うわ、大丈夫っすか!?ごめんなさい」
「いてて。ああ、すまねェな」
慌てて駆け寄って、サッチを押しつぶしてる棚を起こそうとするエース。
それを眺めてたマルコが、
「別に持ってって構わねェが」
「本当ですか!?」
喜んだエース、つい力を抜いて棚がバタン、サッチ再びギャー。
「あ」
「…今、傷入っちまったかも知れねェよい」
「ごごめんなさい」
「この野郎!っつーかマルコてめェ助けろよ、あんまりだっ!」
そんな出逢い〜。
エースは近所の安アパートに暮らす学生とかで、通学の為に引っ越して来て暫く経ったところ。
大して物を増やさないつもりだったから家具を特に買わずにいたけど、やっぱり学生生活してたらそれなりには散らかってきてて、棚やら買った方がいいよな…でも食費が圧迫されちゃうし…って考えてたりして。
そんな時に、明らかに捨てられようとしてる上に見たところ十分綺麗な棚に出会ったという棚ぼた。
ありがとう!ってぺこりと頭を下げて、ぱって上げたら超笑顔。
で、じゃあもらってくよ!って担ごうとするんだけど、見た目以上に重たい高級家具だといいと思う。
大丈夫かよ、って手伝おうとするサッチを断るんだけど、よたよたしちゃうエース。
仕方ねェな、って手を出すのはマルコで。
すんません、っていうエースと2人で運びます。
お、珍しい…ってサッチが眺めてると、
ボサッと見てねェでお前はそれ持って来い、ってソファを一人で持たされます。
ゆっくり歩きの速度で進む2人の後を、えっちらおっちら徐々に遅れながら追うサッチ。
エースの家はとても近くて、でも階段昇んなきゃいけなかったりして。
「お前一人でどうするつもりだったんだよい」
「いやァ…なんとかなるかなーと」
「仕方ねェ奴だなァ」
呆れながらも階段を手伝うマルコと、
「もしもーし、おれ一人なんですけどー……だー畜生分かったよ!」
追うサッチ。
成り行きでエースの部屋までやってきた2人。
こんな肉体労働は久しぶりだよい、っておっさんぶって笑うマルコに、エースはインスタントの珈琲のおもてなし。
いかにも貧乏学生な部屋にマルコが愛用してたモダン家具はやたらと不自然で、でも捨ててしまうよりは、大事にしてくれそうな気がするので良かったんだろうな…なんて、程よい運動の後のちょっと清々しいような気分でカップを傾けるマルコの隣で、サッチは満身創痍。
「ありがとう。これ…捨てるって事は、あんた引っ越しちまうのか」
「いや、単なる気分転換だよい」
「そっか、まだ居るのか」
ホッとした風に微笑まれておっさんキュンとしてしまえよー!
打ち解けて、歳の離れた友って言うか兄!みたいになるのはサッチの方が早くて。
この貧乏臭い狭さが落ち着くぜ、とかってわりと入り浸ったりしてて、でもそれなのに、いつの間にか知らないうちにマルコととても深い仲になってて兄ちゃん哀しい!!ってなれ。
まるえが、エースの部屋のソファの上でいたす時、
「待、った…汚しちまう」
「構わねェよい」
「なっ…いまは、おれんだぞっ」
「お前ごと、またおれのもんだ」
的なお話をしていただきたい。
なんだか
サッチを不憫にすることに興奮を覚えます。
[しずまる]
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