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キセル少年と旅の男
2012.12.04 Tuesday
タイトルだけで説明がつくような、一段と浅い妄想なんですけども
イメージは、1880年代くらい、ロンドン行きの寝台列車…みたいな感じで。
田舎の駅を住処にして、小さな盗みをしながら生きてたエース、とか可愛いなって思いまして…。
スリの悪ガキが出るぞ気をつけろ、って、駅の警戒体勢が少しずつ厄介になって。
少年と青年のあいだくらい…身体がもっと小さかった頃は、何処にでも滑り込んで大人の来れない場所を縄張りにしていたけど、段々そうもいかなくなって、勿論すばしっこさや体力は相当で、捕まるなんてヘマはしないけどそれでも、余計に暮らしがシビアになって。
それで、こんな所からはおさらばしてやるんだって遠くへ行く寝台特急に乗り込みます。
真面目に行き先までの切符なんて買えやしないし、買う気もないから、こっそり潜り込んで、
ひとまず貨物室だとかに潜んだり、そこで荷物から必要物資を頂戴したり。
けど、なんだ楽勝だなーって気を抜いてたら車掌的な人が来て逃げ出したり?なんやかんやあって(あ)
そして、ドアの開いてた客室に飛び込んで。
と、そこに乗ってたのは、マルコですね。
少しして、車掌が部屋をノックするので、マルコがドアを開ける。
中には、高そうな上着を羽織って俯いた黒髪の少年も居て、
「!…そちらは?」って怪訝そうな車掌。
けど少しも表情を崩さないでマルコが、
「これは供なんだが、間抜けにも切符を無くしちまってね…駆け回って探したようだから、騒がせたろい。済まなかった。こいつの終点までの運賃と、残りは詫び賃だよい」
みたいな…。
目を丸くしたエース、車掌がともかく納得して去っていくと、
助けてもらっておきながら、どうして助けた、って警戒MAX。
意味が分からないし、見返りを別の形で求める変態かもしれないし、でも
「なに、長旅だ。ちょうど話し相手が欲しかったんだよい」
なんてなんでもない事のように笑うので、
変人か、それともいけ好かない金持ちの同情か…って。
で、どうせならご親切ついでに、頂戴出来る物盗り尽くしてやる!という気持ちからしばらくマルコに付き合って。
けどなんだかんだ、マルコの話は面白く、
エースも、ろくでもない駅暮らしの話を面白そうに聞かれるのがどういう訳か嫌ではなくて。
実はマルコが、そんなには金銭的に余裕が無い事とかを察することが出来るやりとりがあるのもいいなー。
ロンドン(?)に着くまでの一晩は、あっという間に語り明かしてしまうか、それとも、エースの方が先に疲れて、初めてかもしれない、誰かの前での無防備な睡眠ってのをやらかして、マルコもただそれを眺めて、何もせず眠りにつくのか。
そんなこんなで下車のとき。
「行き先は?」
「まだ決まらねェ」
「なら、考えてる間、こいつを頼むよい」
って、大事そうな荷物をどんと持たされて、
急な重たさによろけて、反射的にそれに文句を叫ぼうとするんだけどはっとして
「…いーのかよ、こんなもん…おれに持たせて」
「いけねェ理由があるかい?若ェんだ、電車賃分きりきり運べ」
「っ…人使い荒ェぞ、…マルコ!」
みたいな!
随分大事そうなとこ端折りましたが大体こういうあれで一緒に旅を始めるとか美味しいなって。
性的な関係になるのはもう少し、心身ともにマルコの傍で成長した後、ってことでね!
[しずまる]
イメージは、1880年代くらい、ロンドン行きの寝台列車…みたいな感じで。
田舎の駅を住処にして、小さな盗みをしながら生きてたエース、とか可愛いなって思いまして…。
スリの悪ガキが出るぞ気をつけろ、って、駅の警戒体勢が少しずつ厄介になって。
少年と青年のあいだくらい…身体がもっと小さかった頃は、何処にでも滑り込んで大人の来れない場所を縄張りにしていたけど、段々そうもいかなくなって、勿論すばしっこさや体力は相当で、捕まるなんてヘマはしないけどそれでも、余計に暮らしがシビアになって。
それで、こんな所からはおさらばしてやるんだって遠くへ行く寝台特急に乗り込みます。
真面目に行き先までの切符なんて買えやしないし、買う気もないから、こっそり潜り込んで、
ひとまず貨物室だとかに潜んだり、そこで荷物から必要物資を頂戴したり。
けど、なんだ楽勝だなーって気を抜いてたら車掌的な人が来て逃げ出したり?なんやかんやあって(あ)
そして、ドアの開いてた客室に飛び込んで。
と、そこに乗ってたのは、マルコですね。
少しして、車掌が部屋をノックするので、マルコがドアを開ける。
中には、高そうな上着を羽織って俯いた黒髪の少年も居て、
「!…そちらは?」って怪訝そうな車掌。
けど少しも表情を崩さないでマルコが、
「これは供なんだが、間抜けにも切符を無くしちまってね…駆け回って探したようだから、騒がせたろい。済まなかった。こいつの終点までの運賃と、残りは詫び賃だよい」
みたいな…。
目を丸くしたエース、車掌がともかく納得して去っていくと、
助けてもらっておきながら、どうして助けた、って警戒MAX。
意味が分からないし、見返りを別の形で求める変態かもしれないし、でも
「なに、長旅だ。ちょうど話し相手が欲しかったんだよい」
なんてなんでもない事のように笑うので、
変人か、それともいけ好かない金持ちの同情か…って。
で、どうせならご親切ついでに、頂戴出来る物盗り尽くしてやる!という気持ちからしばらくマルコに付き合って。
けどなんだかんだ、マルコの話は面白く、
エースも、ろくでもない駅暮らしの話を面白そうに聞かれるのがどういう訳か嫌ではなくて。
実はマルコが、そんなには金銭的に余裕が無い事とかを察することが出来るやりとりがあるのもいいなー。
ロンドン(?)に着くまでの一晩は、あっという間に語り明かしてしまうか、それとも、エースの方が先に疲れて、初めてかもしれない、誰かの前での無防備な睡眠ってのをやらかして、マルコもただそれを眺めて、何もせず眠りにつくのか。
そんなこんなで下車のとき。
「行き先は?」
「まだ決まらねェ」
「なら、考えてる間、こいつを頼むよい」
って、大事そうな荷物をどんと持たされて、
急な重たさによろけて、反射的にそれに文句を叫ぼうとするんだけどはっとして
「…いーのかよ、こんなもん…おれに持たせて」
「いけねェ理由があるかい?若ェんだ、電車賃分きりきり運べ」
「っ…人使い荒ェぞ、…マルコ!」
みたいな!
随分大事そうなとこ端折りましたが大体こういうあれで一緒に旅を始めるとか美味しいなって。
性的な関係になるのはもう少し、心身ともにマルコの傍で成長した後、ってことでね!
[しずまる]
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