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七夕ってことで、久しぶりにちゃんとテキストをあげたいな、という気持ちもありつつ、
しかしながらそろそろ思うように進まない原稿にハラハラしてるので、結局いつもの感じでごめんなさい…!
ほんと、書くの速くなれたらいいのに…亀以下だおれは…(ホロホロ)
そういう訳で以下、SS書けたらいいのになーと、
考えてみてて生まれた色々を垂れ流します。
「なんだ、この紙っぺら」
「願いを書くんだと」
「書いてどーすんだ?」
「笹に吊す」
「そしたらどーなんだ?」
「叶えてくれるらしいぜ」
「誰が!?」
「えーと、なんつったっけ、オリヒメと、ヒコボシ?」
「誰それ」
「…いいから書け」
「なんだよ、教えろって!」
「そーゆー祭りなんだよ、メシとか肉とか書いとけ!」
とか言い合ってる幼D兄弟が可愛いな、と思った。
サボもいて3人組だとなお可愛い!!
しかしこんな会話、サッチとエースがしてても可愛いな。
七夕のことを知らないエースが引き下がらないでしつこく聞くもんだから、
渋々ストーリーを教えてあげるサッチ。
「オリヒメとヒコボシはな」
「うん」
「どっちも働き者だったんだが、出会って恋に落ちたが最後、乳繰り合ってばっかで働かなくなっちまったんだ」
「は?」
「で、娘の親父が怒って、引き離されちまうワケよ。…お前らも気を付けろよ」
「な!?なにいって」
「目に余るわよ、最近」
「んな馬鹿な!」
「お前そもそもそんな働き者じゃねェしな」
「サッチに言われたくねェし!」
「で、その2人が」
「おォい!」
「なんだよ、お前が聞いたんだからちゃんと聞きなさい」
「、この野郎…」
「そりゃもうべったりだった同士、逢えなくなったら途端に腑抜けちまってな」
「…うん」
「引き離した親父も、娘にあんまりに泣かれちゃ仕方ねェってんで、年に1回だけ逢うのを許してやったんだな」
「年に1回!?」
「ああ。それも、それ以外は前みてェにせっせと働く事が条件」
「げぇ」
「で、その逢瀬の日が、今日って訳よ」
「…へえ。…で、それとこの紙っぺらに願い書くのの関係は?」
「え。……そりゃ…お前」
「なんでそんな奴らがおれ達の願いとか叶えてくれんの」
「…その、めでてェ日にあやかってだな」
「年に1回しか逢えねェのに、すげェ邪魔じゃねえか」
「…共同作業、的な」
「嫌だろ、おれだったら許さねェ我慢出来ねェ」
「お前、年に1回ってのがまず我慢出来ないでしょうが」
「うん、無理」
「…一晩の我慢も出来なそーだもんな」
「んな事ねェよ!」
「本当かァ?我慢できるならもーちょっとさ…」
「なんだよ」
「やァ、気ィ使うんだぜ、夜お前らの部屋通んの」
「な、な…!」
取り留めのなさに吃驚だ!!←
ともかくこの後、織姫と彦星を邪魔しないように、と、
他の人が短冊に願いを書くのを阻止しようとしだすエースとか…素直というか何というか…可愛い。
で、マルコのとこにも訪ねてって、
「願い書いた!?」
「願い…?」
「タナバタってやつ!」
「ああ」
「書いたのか!?」
「いや」
「そっか…よかったー」
「?」
訝しむマルコに、事情を説明するエース。
マルコはちょっと吃驚して、それからちょっと笑って、
「なんだよ…」
「くく、すまねェ」
「馬鹿にしてんのか」
「違うよい」
「じゃ、なんで笑って」
「エース」
「!…なに」
エースをぎゅってするマルコ。
抱き締めて、そんで後ろ頭をなでてやって
「…これ以上願うモンなんてねェよい」
「ッ馬鹿、じゃ…ねーの」
ぎゅ。
みたいな!(投げた)
原作世界の2人が、七夕の夜にマストの上の見張り台で酒飲んで天の川眺めて、流れでそのまんまにゃんしちゃったりして、
体温を分け合ったまま、先ほどのサッチとの会話のような内容を話して、
「は、こんなんじゃ、ほんとに引き離されちまうかも知んねーな?」
「離すかよい」
「オヤジ命令で、もッ」
「…」
「う、ァ…やめ…ごめんって」
「……聞けねェ、だろうな」
「え、マルコ今、…や、待っ」
とかね、とかね!!
あと、パロなら、
七夕行事をちゃんとやりそうってことで、
エースが幼稚園児とか小学生とかで、保父さんとか先生とかなマルコ。
で、エースは生意気で、悪戯ばっかして、ついさっきもマルコに怒られたばっかりで。
ちょっと悪かったってわかってるんだけど素直にごめんなさい出来なくて意地張ってて。
マルコは、エースがちゃんとごめんなさいが出来るまでは
敢えて構わずに放置してる。
で、そんな中で、行事として願い事書けーって短冊を配って。
無邪気な願いの書かれた短冊が次々集まるんだけどエースがなかなか出しに来なくて、
仕方ない構ってやるか、とエースを呼ぼうとしたら、
それより少し早くエースの方からととっとやってきて、
「…書いた」
って、握り締めた短冊をにゅっと突き出して、
受け取ってもらうと、その場で俯いてまた空になった小さな手をぎゅって握り締めて。
見ると、ちょっとくしゃっとなった短冊には、
『ゆるせ』
って書いてある。
マルコは思わずふっと笑って
「言うことは?」
「…」
「エース」
「…ごめん、なさい」
ちょっとふるふるしちゃうエースを、でっかい手でなでなでしてあげる若マルコもえ…!!
…こんな感じです。
いつもに増して、垂れ流した感がハンパじゃなくてごめんなさいっ(逃)
皆様の願いが叶いますように!!
[しずまる]
最近の更新がブログばかりでごめんなさい><
修羅場抜けたらがんばりますー…!
拍手のみの方、お返事不要のコメントも元気いただいてます!ありがとうございます!
つづきはお返事です。
前回のあらすじ。
マルコと、イゾウ(に決めました←)の様子を見る内に、
エースの中に芽生え、瞬く間に膨らみ渦巻き始めた嫉妬。
飼い慣らせず、否、それ以前に受け入れることも適わず、拒絶を選んでしまう。
「あんたと居たくねェんだよ!」
丁寧でない言葉をぶつけること自体は珍しくもないけれど、
こんなに醜い気持ちで吐き出した事は初めてで、
堪らなくなってエースは走り去ってしまいました。
ここからは昨日から今日の間に出来た設定ですが(笑)
3人がいた場所はイゾウの店で、
そもそもイゾウと付き合いのあったマルコが、仕事の大事な接待の時とかに使ってたりしたらどうでしょうね。
お座敷のイゾウ女将…いいかもしれない。
この場合のエースは、新入の部下だったりしてもいいし、仕事的には無関係でもどちらでもいい。
なんせマルコさんは、美味い飯にはエースが喜ぶだろうし、友人には恋人紹介出来るしと思った感じでね。
てなもんで、GOッ
飛び出してから、どう走ったかよく覚えてないけれど、たどり着いた公園で足を止めた。
どうせ今の何倍走ったって、振り払えはしないんだ。
なんで、なんだってあんな事口走っちまったんだろう。
嫉妬に後悔に自責、らしくないものばかりが纏わりついて潰されそうな頭の中を、体現するようにしゃがみ込む。
紹介された、イゾウって奴。
マルコからその名前を聞いた事が何度かあって、その度感じてたのは、マルコのその人への信頼。
頭がキレて、仕事はデキて、ついでに腕っ節も強そうで、勝手に思い浮かべてたのは、それなりのガタイにピシッとした服を纏ったシルエット。
会ってみたいと思ってたから、マルコと二人で通された何だか少し背中を丸めていたくなる和室の中、それでもおれはわくわくしていて、す…と開いた襖の方に向けた顔は結構な阿呆面だったと思う。
出てきたのは想像と全然違う…つか、想像のしようがない姿だった。
真っ白な肌に、テレビでしか見たことない重そうな頭、
綺麗な着物が包むのは、細い顎から足の先まで、大きな筆で墨を一筋、するりと流したみたいな身体の線。
本当にこの人なんだろうか、っていうかこの人本当に男なんだろうか、一層ひどい阿呆面で見つめてたら、
マルコは普通みたいに微笑んでその人を迎えて、その人がマルコ、と返した声は間違いなく男のものだった。
多少裏返ってしまったかもしれない、情けない声でおれは名乗って、
「へぇ」
とだけ返した彼の、短く引かれた真っ赤な口紅が、二ィ、と口の端が持ち上がっても動かなくて、
切れ長の瞳は見透かすみたいにおれをなぞった。
同じ男のものと思えない、白い手がマルコの肩に置かれて、
彼の目はおれを捉えたまんまで、唇がマルコの耳の傍に寄せられた。
何かを、囁いただけだと思う。
でも、おれはなんでか目を背けてしまって、
それから、それから。その後マルコの耳元に、あの紅色が無いか探したんだ。
その先は、彼にもマルコにも、なんか話しかけられたけどいまいち覚えていない。
「あー…もー!!」
がしがしと抱えた頭を掻いてみたって、
このぐちゃぐちゃは吹き飛ばないし、出てしまった言葉も取ってしまった行動も引っ込まない。
それどころか
「つーか追っ掛けて来いよ馬鹿マルコーー!!」
「来てやってるよい、馬鹿エース。」
…後悔は、増すばかりである。
「………何も聞いてないって言ってくれ…」
「そいつは出来ねェ相談だよい。おれを馬鹿呼ばわりしやがったもんなァ」
「や…じゃァそこはもう諦めますんで」
「追って来いよ、か?」
「ああああ」
崩れ落ちるしかない。
「エース」
「も…忘れてくれ」
おれの事は。
もしくは埋めてくれ。
いや、埋まらせてくれ。
今から埋まっていくから、邪魔しないで、そして掘り起こさないでくれ。
見つめる先の地面に、気持ちだけでめり込んで行けそうな気がしたその時。
頭に感じた重さを後押しかと思ったけど、それにしては随分優しかった。
「悪かったよい」
「…え」
「お前は、そういうモンとは無縁かと」
そういうもん、っていうのはつまり、おれを襲った例のドロドロのことだろうか。
「…がっかりした?」
「何を」
「おれだって、無縁だと思ってたよ。こんな…気持ち悪ィ」
「お前な」
「嫌んなったろ」
「この馬鹿」
「なんだよ!」
「おれは喜んでんだ、邪魔すんなよい」
「は…?」
「惚れた奴に妬かれて、嫌な訳ねェだろう」
まだ、受け入れきることも出来ずにいるけれど、
くしゃくしゃと撫でつける手が、本当だと教えてくれているのが分かる。
「じゃなけりゃ困る」
「…うん?」
「ほら、行くぞ」
まだ、色々ぐちゃぐちゃなままだけど、
ふ、と物理的には頭が軽くなって、
目の前に、知った掌がにゅっと現れた。
という感じで。(SSモードパワー切れですすみません…)
おれはお前より嫉妬深いからな、
っていうのは、
のちのちゆっくり教えてあげるのです。態度で。
ちょっとずつ、そんなに醜いばかりのものでもないんだって教えられて、
うまく付き合えるようになっていけばいいね!!
そんでイゾウさんとも仲良しになれたらいいね!
しばらくは遊ばれそうですが。
と…いう訳で、案外引っ張り続けてしまった嫉妬編(?)、一旦私は落ち着きましたっ。
お付き合いありがとうございましたー
[しずまる]